葬儀屋さんの日記ブログを読んだ。そこにはこう書かれていました。

息子さんがギターを弾けるから、最後にギターを弾いてあげたい
寿司が好きだったから、棺の前には特上の御寿司をおいてあげたい
祭りがずっとすきで、みんなと一緒に祭りの会をやっていたから棺は担いで出棺するし、祭壇には半纏を飾りましょう。

いままでそういうことも沢山やってきましたが
そういうのって、僕がどうこう演出したからじゃなくて
その人がそういう風に生きてきたから、家族の人がそう望んでいたからそうなったのであって

そんな単純なことだけど、とっても大切でとっても難しいことなんだな、って思った。

このブログの管理人さんは「葬儀・葬式の佐藤葬祭」という葬儀屋さんで、実は葬儀屋さんになりたくてなった方ではない。
突然お父さんが倒れ、妹弟たちのために仕方なくはじめたのだという。
そしていろんな人やいろんな死に関わっていくうちに『一人でも多くの人が葬儀で嫌な思いをしないようにしたい』と思うようになり、今ではこの仕事が好きだ、と言うスゴイ方です。

この葬儀屋さんのサイトは、宗教別や社葬・区民葬、マンションでの葬儀など細かい事例別の見積もりや葬儀の基本・豆知識など、手作りの感じのするコンテンツ豊富な、あたたかいサイトだ。
「葬儀の困った人たち」なんてのもある。お勉強しておく必要、ありですよ？